Vol.1 【有限会社ジョウエツ】
あくなきチャレンジ精神で精密微細加工に挑戦
 

神奈川県のお客様である有限会社ジョウエツ様をご紹介します。

ジョウエツ様は東京都大田区にあるジョウエツ商事加工部門から独立し、2000年8月に横浜市都筑区に工場を構えられました。
ジョウエツ商事加工部門時代の主力加工製品は、原子力発電所プラントの部品が主な加工品目で、原子力発電所の最も重要な炉心部品を長尺旋盤で加工していました。非常に大きく、かつ精度が非常に厳しい加工の繰り返しで加工ノウハウを習得され、当時、同じく長尺加工で知り合いであった大田区の倉方様と、2000年8月に一緒に独立されました。
困難な部品加工の依頼の多い、高精度油圧シリンダーや特殊フランジ、そして、最近注目を浴びている精密微細加工を手掛けています。
工場には、工作機械メーカーも驚くような1.5m、3m、6mの長尺加工が可能な旋盤や、マシニングセンター、NC旋盤、ラジアル盤をレイアウトし、油圧バルブ、フランジ加工を行っています。


 
 
新たに取り組まれた微細加工では、100分の7パイ(φ0.07)の穴加工にチャレンジしたところ、最初は、1本の工具で5コ位の穴しか加工できなかったそうです。しかし、微細加工に対する様々な事を勉強し、加工条件の試行錯誤を繰り返した結果、1ヶ月後には、100分の7パイ(φ0.07)の穴加工を1,808コあける事ができました。
その後は、0.5mm厚のステンレスの板に、0.2パイの穴を3,227コ、0.13パイの穴を3,384コの加工を達成し、今や4000コは悠に超える事ができます。
 
 
竹内社長、倉方専務のお二人とも、利益が出たらすぐに工作機械を購入されるくらいの大の機械好きで、機械を購入するきっかけは、「困難な仕事の依頼が非常に多いから」という事です。
「お客様からの困難な依頼」の一つとして入ってきたのが、流体用フィルター加工の微細加工の相談でした。
そして、そんな折に出会ったのが、JBMMastercamだったそうです。
Mastercamを導入した事により、相談を受ける加工の内容も大きく変化してきました。2008年5月に室内温度を一定に保つ恒温室を作り、微細加工用工作機械を導入されました。
 
更に、お客様からの依頼ではなくご自分自身で、どうしても微細穴加工後の製品強度が知りたくて、直径35mmの円の内側に0.15パイの穴を22,000コ開け、結果的に満足のいく強度結果を得たというご経験もお持ちです。
このように、あくなきチャレンジ精神でお客様のニーズにお応えしていく事が、ジョウエツ様のモットーです。
チャレンジ精神に、さらに磨きをかけた結果が、こちらの精密微細形状加工です。
私どもが、「展示会に加工サンプルを出品されませんか?」とお声掛けした事がきっかけで、展示サンプルとして完成された物がこの「ホタル」です。
長さ約10mm、幅約3.8mmの葉っぱ形状の彫りこみ形状加工と、体長5.2mm、足を広げた幅3.4mmのホタルの姿の形状加工を組み合わせてあります。
そして、今までに培った微細穴開け加工のノウハウを活用し、おしりの明かりの部分には、直径1mmの円の内側に、100分の5パイ(φ0.05)の穴加工を142コ開け、LEDで灯りを取れるようになっています。
 
 
ジョウエツ様は、今まで培った素材の知識を生かし、更に難切削材料への加工の挑戦をおこない、工作機械導入と責任ある加工をし続け、
社員がやりがいを感じる会社であり続けたい。
また、加工が終わり、お客様に納入し、いつまでもほめて頂ける製品作りを、今後も続けて行きたいと考えておられます。

※本内容は取材時の状況に基づき作成されております。現在の状況とは異なっている場合がございますので、あらかじめご了承ください。2009/01
 
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