Vol.5 【株式会社徳武製作所】  
  高硬度材の加工が得意、「品質がすべて」がモットー  
     
   
 
長野県のお客様である株式会社徳武製作所様をご紹介します。

15年程前から3次元CAD/CAMを導入し、常に切削技術
のレベルの向上に取り組んでこられました。
Mastercamを4年前にご導入頂き、更に切削技術の幅を拡大し、近年では特殊機器の研究・開発も行った結果、東京ガス株式会社、東京ガスケミカル株式会社、東海ガス圧接株式会社、ヤマト産業株式会社との5社での共同開発で、鉄筋接合のための新工法「エコウェル工法」を実用化されました。
同工法にて使用する機器や制御機器の開発・製造に、Mastercamが一役買っているという事です。
現在の主な仕事の受注先としては、自動車関連業界、産業ロボット関連業界、建設鉄鋼関連業界からが多いです。

徳武製作所様URL:http://www.tokutake.jp
エコウェル協会URL:http://ecowel.com

 
 
     
   
 
最も得意とされている加工内容としては、
一般的に、研磨加工が多いHRC65程度までの高硬度材を、5ミクロンの精度を確保しながら切削加工しています。
また、専用工具を用いず、微少ブロックでの形状成型や、スプラインなどの自由曲線での旋削も得意とされています。
特にステンレス鋼・合金鋼・アルミ・銅・チタン・焼入鋼など、一般的な素材から、切削加工が困難とされているあらゆる金属の加工が得意です。
 
     

材質:DC-53(SKD-11) 硬度:HRC62程度
従来は、旋盤加工と研磨加工の組み合わせでしたが、どうしても軸のズレが発生したため、複合加工機にて、角柱部と円筒部を、ワンチャックで同時加工し、芯ずれのない同軸の仕上がりを実現しています。
角柱部はMastercamにてプログラムし、円筒部は手打ちでの通常旋盤のプログラムで加工し、面粗度は、角柱面を軸方向として測定した結果、Ra0.271ミクロン、平坦度0.6ミクロン、直角度2.75ミクロンの加工精度を実現し、高い評価を得られています。

 
 
     
   
 
従来、高硬度材の加工は研磨機等で数工程をかけて仕上げ加工していましたが、Mastercamと旋盤タイプの5軸複合機があれば、1工程で仕上げる事が可能になりました。
また、こちらのバーナーですが、CADにて自社設計した3Dモデルから、直接Mastercamの5軸ドリルを利用し、炎が一点に集中しないよう、ノズルが中心部に集まらない穴の加工を行っています。
 
     
   
 
「品質がすべて」− この言葉が徳武様の考えです。
品質を維持していく為に、幾何公差にこだわり、2次元にとらわれず3次元的に形状を考える事。
そして、高硬度材の高コストな研磨から、ニーズにあった精度を確保した、切削技術の向上努力。
更に、追加の加工など、その後の展開も考慮した内容で、適切な加工方法を提案していく事です。
 
     
   
 
旋削、ミーリング、研削等、ワークに複合加工的な要素が多くなってきている昨今、既存の加工方法にとらわれず、その部位に最も適した加工方法を選択し、その加工パスを出す手段・ツールとしてMastercamを使いたい。
CAD/CAM・加工機共に日々進化する中、柔軟な発想を持ち続け、新しい技術を常に導入し、素早く活用していくことでオリジナルなノウハウを培っていきたいとおっしゃっています。
 
 
 
  ※本内容は取材時の状況に基づき作成されております。現在の状況とは異なっている場合がございますので、あらかじめご了承ください。0901  
     
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