マシン コンフィグの保存と読み込み

Mastercam 2025のMill-Turnでは、特定のマシン コンフィグをファイルに保存でき、同じ段取りを別の追加パーツで簡単に再利用できるようになっています。マシン コンフィグでは、ワーク保持コンポーネントと工具保持コンポーネントを自由に組み合わせて設定できます。工具保持コンポーネントには、取り付けられている各工具を含めることができます。

  • マシン コンフィグにはJOB設定と工具セットアップ マネージャの両方からアクセスできます。
  • また、マシン コンフィグはmachineファイルに追加することもできます。

JOB設定マシン コンフィグページにマシン コンフィグを保存マシン コンフィグを読込むボタンが追加されています。そこからマシン コンフィグを使用することができます。

マシン コンフィグを保存ボタン。

工具セットアップ マネージャでマシン コンフィグを使用することもできます。

マシン コンフィグを保存ボタン。

マシン コンフィグ ファイルの作成と保存

いずれかの場所でマシン コンフィグを保存ボタンをクリックすると、マシン コンフィグを保存機能パネルが開きます。ここで、構成に含めるコンポーネントを選択し、ファイル名と保存場所を指定します。

  • ファイル保存ボタンをクリックし、名前と場所を指定します。
  • 次に、下部のツリーから、保存するコンポーネントを選択します。

    マシン コンフィグを保存パネル。

例えば、次の図の構成では、下タレットとその工具のみがファイルに保存されます。

特定のコンポーネントが選択された状態のマシン コンフィグを保存パネル。

OKをクリックすると、Mastercamは指定したフォルダにmtConfigという拡張子のファイルを作成します。同じ名前を持つ既存のコンフィグは上書きされます。

マシン コンフィグ ファイルの読み込み

マシン コンフィグの読み込みを開始するには、JOB設定か工具セットアップ マネージャからマシン コンフィグを読込むボタンをクリックします。

マシン コンフィグを読込むボタン。

マシン コンフィグを読込む機能パネルが開きます。読み込みたいコンフィグ ファイルを選択するために、ファイルを選択ボタンをクリックします。

ファイル選択ボタン。

現在のパーツと同じmachineファイルで作成されたmtConfigファイルのみ選択できます。異なるマシン間で使用できるマシン コンフィグを作成することはできません。

コンフィグ ファイルを選択すると、Mastercamはそのコンポーネントをツリーに表示します。使用したいコンポーネントを選択します。

読み込むコンポーネント。

  • 現在のパーツ内のコンポーネントと置き換わるコンポーネントはオレンジ色で表示されます。例えば、パーツとコンフィグ ファイルの両方でタレットの位置2に工具が取り付けられている場合、そのコンポーネントはオレンジ色で表示されます。それを選択すると、パーツ内のコンポーネントがコンフィグ ファイル内のコンポーネントに置き換わります。
  • 操作内で使用されているコンポーネントは青色で表示されます。このコンポーネントはインポートできないので選択できません。

マシン コンフィグのmachineファイルへの保存

Mastercamでは、マシン コンフィグを整理する方法がいくつか用意されています。

  • mtConfigファイルは、コンピューター上の任意の場所に保存できます。
  • machineファイルの中に保存することができます。そうすれば、machineファイルを使用する場合はいつでも使用できるようになります。

machineファイルに追加するには、Code Expertでmachineファイルを開きます。次に、保存したいコンフィグ ファイルを、Windowsエクスプローラーからマシン エクスプローラに新たに追加されたマシン コンフィグ ファイルノードへとドラッグ&ドロップします。

マシン エクスプローラーのマシン コンフィグ ファイル ノード。

新しい右クリックメニューでは、コンフィグ ファイルを管理するためのオプションが使用できます。

マシン エクスプローラーのマシン コンフィグ ファイル ノードの右クリックメニュー。