製品を導入されたお客様の声を紹介します
事例紹介
手感覚の技術を標準化。Mastercamが技術継承の一端へ
- 産業機械などを設計・製作
- 渡辺鉄工株式会社様
福岡 博多に拠点を置き産業機械などを設計・製作。
メインではタイヤのスチールホイールの生産、その中で個別のロボットシステム、一品開発系の生産機器、商業機器をメインの業務とする。
特にその中でも「機械設計」や「電気設計」があり、工場内に溶接をする製缶工場、機械加工をする工作機械が並んだ工場を有しており組み立て、試運転、出荷まで一貫して行えるのが特徴であり、強みとなっている。
インタビューにお応えいただいたのは・・・
営業技術課3D/IoT事業開発係 係長/猿渡 宜弘 様
デジタルを使ったモノづくりを世の中に広げ、ロボット案件の引き合いを通してお客様に最適な解決策を常に模索・提案している。
Mastercam導入の経緯と役割
NCの複合加工機を導入する際、複雑な加工をこれから行なっていくにあたり従来の手打ちや対話だけでは難しいのでは？という課題がありました。
そこでMastercamを導入してCAD/CAMをしっかり活用していく事になりました。
今まで職人さんが手感覚で行っていた旋盤加工に対して、しっかり治具を使ってCAD/CAMでパスを出し、それをデータとして残していくという使い方ができます。そして、それをある程度標準化し、誰でも扱えるようにする取り組みを続けました。
いくつものパーツを必要とする特殊な製品でも、CAD/CAMを使って約９割程度までNC機で落とし込めるという実績もあり、技術継承の一端に役立ったと思っています。
OCTOPUZ導入の経緯
40年ほど取り組んでいるタイヤのスチールホイールの生産設備に対して、ロボットを使って搬送などを行っていましたが、ロボットのティーチングやシステムアップというのは他社に頼るしかありませんでした。
その辺まで自社でエンジニアリング、マネジメントできるようになるべきだという議題が上がり、ロボットについて真剣に取り組んでいくという流れになりました。
その中でレイアウト設計だけであれば特にシミュレーターは不要でした。
ただしそれでは具体的に３次元的にロボットを動かそうという時に、手動のティーチングではとてもではないが時間が足りませんでした。
それだけではなく、本当にこのロボットで良いのかなど、事前の検証・検討で確証が得られないという不安がありました。
そんな課題があり、逆にシミュレーターが無いとこの事業はやれないという思いがあったところ、さまざまなメリットがあるOCTOPUZに出会いました。
OCTOPUZ導入の決め手
・ロボットのメーカーを選ばない豊富なライブラリー
・コンベアーなどロボット以外のツールがある
今までは3Dモデルを起こしてそれを配置して…という手間がありましたが、それが比較的簡単にできるのが圧倒的なメリットでした。
またいろんなメーカーさんのロボットが使えるのも大きなメリットだと思っています。
Mastercamで作ったツールパスをOCTOPUZに取り込んで加工を行っているとの事ですが、実際Mastercamとうまく連携できていますか？
Mastercamとの連携はシームレスで快適です（笑）
CNCを上手く使ってロボットを動かすという中で、Mastercamのパスをそのままロボットシミュレーターに入るというのが結構画期的でした。
やはりシミュレーション上だけで作り込むのは大変な作業なのですが、それをCAMのソフトでやった上で持ち込めるのがかなり使い勝手が良く役に立っています。
ジェービーエムエンジニアリングについて
ソフトを売りっぱなしではなく、ユーザーさん同士をくっつけて面白いことをやろう！と動いてくれるのが一番の強みですよね（笑）
仲間を集めてそこから新たに価値を生み出し、みんなで儲けてもらう…そんなサイクルを生み出そうとしているところや、ユーザーさんのために自社で工夫してOCTOPUZのパワーパックを生み出すなど、ユーザーさんを大事にしている
という姿勢が伝わってきて良いと思います。
今後も引き続き継続してもらい、私どももその恩恵に預からせてもらえればと思います（笑）
ジェービーエムエンジニアリングより…
ありがとうございます。
周りと協業しながらとう考えは弊社ととてもよく似ていると思います。
その考えのもと、今回のロボット展にも出典しております。
今後の展望
やはりシミュレーションがひとつのビジネスチャンスになると思っています。
OCTOPUZを使って視覚的に見せられるので営業ツールにも活用できるのかなと考えています。
OCTOPUZの機能アップに伴ってビジネスチャンスも広がっていくことを期待しています。
ジェービーエムエンジニアリングより…
弊社ではさらにOCTOPUZを１ライセンス追加できるSIPP（システムインテグレーターパートナープログラム）もご用意しておりますので機会があればぜひ営業活動でもご活用いただきたいと思います。
弊社も引き続きバックアップいたしますので今後ともよろしくお願いいたします。
御社の課題・疑問に合わせて最適なご提案も可能！お気軽にご連絡ください。