事例紹介

1981年設立の樹脂製品の精密加工専門企業。
医療機器や解析装置、航空部品に加え、水質調査機器の部品加工にも対応し、多品種小ロット生産を得意としている。
高度な加工技術と柔軟な対応力を武器に、顧客ニーズに応じた高品質な製品を提供。加工しやすく軽量な樹脂を扱うため、女性でも安心して働ける職場環境が整っており、地域に根ざしたモノづくりで信頼を構築。
ジェービーエムエンジニアリングからのMastercam納入台数は東北地方でナンバーワン！


写真上：会社外観
写真下：多くの工作機械を抱える敷地内工場

代表取締役　丸山 俊光 様
働きやすさ、総合的な技術力とパフォーマンスを追求しMastercamと工作機械は「1人1台」を掲げる。
東北地方の発展と雇用促進を推進。

写真右：生産技術課 課長　寺嶋 望 様
写真左：生産技術課 主任　大河原 匠 様

質の高いサポート体制
難易度の高い加工に直面した際、電話での丁寧な対応はもちろん、必要に応じて遠隔操作による具体的なアドバイスが受けられる点が非常に心強く、現場でも大きな支えとなっています。特に、実際の加工状況を共有しながらリアルタイムで指導を受けられることは、問題解決のスピードと確実性を高めてくれます。
また、ジェービーエムエンジニアリングによる自社内での3軸加工講習にも非常に魅力を感じています。
若手従業員が年々増加する中で、「実務に直結する講習内容を継続して学びたい」といった声も多く上がっており、教育支援の質の高さを日々実感しています。
こうしたサポート体制が、社内の技術力向上と人材育成の両面で大きな力になっていると感じています。

ソフトと機械は１人１台体制！
一般的に、データ作成と機械の段取りを分業化すれば工作機械の台数を抑えることができますが、その反面待機時間が発生する等の非効率が生じる場合もあります。
そこで当社では、従業員1人につきMastercamと工作機械をそれぞれ1台ずつ割り当て、段取りからパス作成、CAM出力まで一貫して対応できる体制を整えています。
さらに、社内には一定の作業環境が構築されており、データやプログラムはいつでも従業員間で共有可能です。
そのため、機械を止めることなく、臨機応変に製造工程を進められる点が大きな強みです。
工作機械を従業員数分用意するには多大なコストがかかりますが、それ以上に「従業員一人あたりの総合力」を高められるメリットがあると考えています。


写真上：充実した社内環境について語る大河原氏
写真下：5軸の工作機械も多数配備

従業員一人ひとりにMastercamが割り当てられているため、多品種小ロットへの対応がしやすく、組み立て部品の加工にも強みを発揮しています。
リピート品の製造も多く、プログラムを共有しやすい体制が整っているため、工具の選択やポスト・座標変換などの軽微な修正だけで入社間もない若手社員でもスムーズに操作できる点が大きな助けになっています。
先輩として若手の育成を意識しつつも、個人でスキルを伸ばせる環境も自然と出来上がっていると思います。

各自が独立した製造環境を持つ中でトラブルが生じることもありますが、その都度、ジェービーエムエンジニアリングのサポートによって個別の課題を確実に解決できています。

写真左：旋盤での加工の様子
写真中：一枚板状の大きな樹脂（プラスチック）を加工している様子
写真右：仕上がった部品同士を組み合わせる加工も得意です

バージョンアップ時の変更点はチラシなどで確認していますが、どうしても紙ベースだけでは浸透しづらい部分があるので新機能、変更点だけに特化した特別講習があると業務を進める上で不安材料やミスなく進められて良いと思います。
現状、Mastercamそのものに大きな不満はなく、操作の自由度が高いため、非常に学び甲斐のあるソフトだと感じています。
こうした環境は、技術力を高めたいという意欲にしっかり応えてくれるものであり、日々の業務にも良い刺激となっています。思い通りの操作が出来るがゆえに、現時点ではAI機能の必要性はあまり感じておらず、現在の仕様で十分に満足しています。

山形県という地方で事業を営む中、労働人口の減少という深刻な課題に直面しています。
だからこそ雇用の創出や人材の確保に注力し、地域とともに成長する企業を目指しています。
今後数十年にわたって持続可能な会社であり続けるため、社員が働きやすく、やりがいを感じられる職場づくりにも力を入れています。